TFTの大事な基礎10選【戦闘編】
こんにちは、Tobyです!
本記事では、構成ガイドなどで省略されやすいがとても大事なTFTの地力に影響する要素について記述します。筆者の実力としては、毎SETチャレンジャー到達、今SETはJPサーバーにおいて20位前後であります。本記事は全SET共通の基礎となる知識に言及する記事のため、想定読者は初心者 ~ チャレンジャーまで全範囲が対象です。本SET以降も使える基礎となるように、具体例を用いる場合はできるだけ要素に関する説明を入れて記述しています。それではよろしくお願いします。
- 1.駒を重ねると、HPが1.8倍、火力1.5倍になる
- 2.1コスト★2=3.5コスト★1
- 3.アイテムを持たせると駒は1.5倍強くなる
- 4.DPSは掛け算
- 5.アイテムは同じ駒に載せる
- 6.1手目、2手目のアイテムオーグは他のオーグと比較して戦闘力を高めやすい
- 7.固定値強化は序中盤の戦闘で特に有効
- 8.戦闘オーグメントの選択基準は構成の種類で決まる!
- 9.2.3ステで戦闘に勝てない場合は単体火力持ちにアイテムを渡す
- 10. 回復効果もちの駒はAPを沢山のばすとよい
- 最後に
- あとがき
1.駒を重ねると、HPが1.8倍、火力1.5倍になる
これが一番大事です。特に2.3ステージの戦闘においては「前衛の駒の重なっている枚数」+「後衛のメインキャリーが重なっている」かどうかを見るだけで戦闘の結果がほぼわかります。詳しい1-3ステージの立ち回りに関しては、先日あがっていたぱうだー氏の記事が非常に参考になるのでそちらがおすすめです。
2.1コスト★2=3.5コスト★1
1コスト★2は、3コストの★1より若干強い性能を有しています。ただし、5コスト★1は3コスト★2相当かと思いきや、大抵の場合すごい効果を持っているので、3コス★2より強いです。
1.2を踏まえたまとめ
項番1、2を踏まえると、2ステージにおいて最も大事なのは1コスト★2のタンクを作ることになります。耐久が1.8倍になる影響上、後衛の1コスト★2よりも前衛の1コスト★2がいることが2ステの連勝を取るために必要な要素となります。1コスト★2と3コスト★1で火力面における差はほぼないので、前衛が固い場合、後衛に関しては1コスト★2と3コスト★1で大差はありません。
3.アイテムを持たせると駒は1.5倍強くなる
理想アイテムを一つ載せる度に、駒の強さは1.5倍くらいになります。(例えば、ラバドンデスキャップの場合はAP50+ダメージ増加15%が貰える。各駒の初期APは100。)妥協アイテムの場合は大体1.3倍くらい強くなります。これを基に考えると、アイテムオーグを取得した時と、全体強化の戦闘オーグを取得した時にそれぞれ盤面がどれくらい強くなるのかを比較、検討できるようにできます。
4.DPSは掛け算
DPS(Damage per second)は1秒あたりに与えるダメージの総量を指します。メインキャリーの強さはこのDPSという考えによってあらわすことができます。前衛キャリーの場合はこれに追加して、行動阻害無効や耐久力なども大事な指標となりますが、複雑になるので今回は後衛のAP(魔力系)キャリーを例に説明します。
後衛魔力キャリーにおけるもっとも強いビルドは特殊な駒を除いて、「マナアイテム+AP上昇アイテム+AS増加 or ダメージ増加アイテム」となります。これには理由があります。まず、ショージンの矛というアイテムは攻撃時に追加で5マナ多く貰えるようになるアイテムです。アイテムがない初期状態では一度の攻撃で10マナもらえます。APキャリーはそのほとんどのダメージをスキルに依存しているので、ショージンの矛を持たせると火力が1.5倍になります。ただし、2本目のショージンの矛は、「20/15=1.33」なので1.33倍程度しか強くなりません。ASに関しても同様でほとんどのキャラの初期ASは0.75前後なので、ナッシャートゥースを複数持たせてもどんどん強化の効率が落ちます。そしてスキルを発動できる回数はマナがたまる速度×ASなので、一番強いビルドはマナとAS両方のアイテムを積むことであります。
今回はマナとASを例に上げましたが、TFTに関する他の要素も同様です。駒を強化する場合は、その駒の数値が高い部分をさらに伸ばすよりも別の要素を伸ばす方がより強くできます。その駒のAPがすでに十分に高い場合(今期だとソーサラー6など)は、APが上がるラバドンデスキャップやアークスタッフエンジェルを持たせるよりも、ダメージ増加効果を持つ、ジャイアントスレイヤーやガードブレーカーを持たせた方がより強くなる場合が多いです。
また、後衛ADキャリーにおいてはショージンの矛ではなくASがあがるグインソーレイジーブレードが優先されるケースが多いですが、これは、後衛ADキャリーは後衛APキャスターと異なり、スキルダメージだけではなく通常攻撃もダメージ源としており、ASを高める価値が高いためです。
さらに、TFTにはスキル発動時間(スキル発動にかかる時間)およびマナロック(スキル発動後、一定時間マナがたまらない仕様)という隠しステータスがあり、この2要素はどちらも駒によって異なるので、それが原因となり駒によっては、ショージンの矛やグインソーレイジーブレードと相性が悪いというケースが発生します。
5.アイテムは同じ駒に載せる
項番4で説明した通り駒の強さは乗算です。なので、たとえ理想アイテムが作れなかったとしても同じ駒に3つのアイテムを乗せたほうが自分のパーティーの戦闘力は高くなります。1の強さの駒を1.5倍強化するよりも、すでにアイテムを持っている3の強さの駒を1.3倍強化する方が強化量が大きいということです。
6.1手目、2手目のアイテムオーグは他のオーグと比較して戦闘力を高めやすい
戦闘オーグは盤面全体を強化するオーグメントで目安としては自分の盤面を銀で1.1倍、金で1.2倍、プリズムで1.3倍程度強化します。そのため、アイテムが揃っていない2-3ステにおいては、1の強さの駒すべてを1.2倍強化するよりも、重なっている他の駒より強い駒にアイテムを複数持たせて強さ5の駒を作るほうが盤面が強くなりやすいということです。
なので、勝ち進行を狙う場合は1,2手目ではアイテムオーグを取得するのが基本となります。逆にアイテムが揃ってきた4ステ以降の戦闘を見据える場合は、最終的な伸びしろも加味して全体強化系の戦闘オーグを取得するのが基本となります。
7.固定値強化は序中盤の戦闘で特に有効
エクペリ紋章の分身、クローン製造工場、ワーモグアーマー、屈強なバディ、メンター制度、ブルーザー2のパーティーのHP100上昇などは2,3ステの戦闘で強いオーグメントとして知られています。この理由は、1-3コストの★1の駒のHPが600 - 1000程度しかないためです。HPが低いので固定値で100や200上げる価値が終盤と比べると高いというわけです。また、スタティックシブやサンファイアケープなどの固定ダメージを与えられる武器も同様の理由で序中盤の戦闘において評価が高いアイテムになります。
8.戦闘オーグメントの選択基準は構成の種類で決まる!
TFTの構成は大きくわけると2つの要素の組み合わせによって表せます。まずはキャリーの駒の枚数です。これは、1体もしくは2体が火力を出す構成、全員がそこそこ強い構成という風に別れます。次に戦闘時間による分類です。これは、前がめっちゃ固く戦闘時間が長くなる構成、戦闘時間が短く短期決戦に特化した構成という風になります。
戦闘オーグメントを取得する場合は、これを基に選びます。例えば、今期の典型的なファイターワンキャリーの構成として存在するアーゴット構成の場合は、キャリーはアーゴットとその他1,2体のみなので、素材アイテムが3個もらえる大きな福袋などの汎用アイテムオーグメントの価値は下がります。価値が高いオーグメントはアーゴットのファイター性能をさらに高められるオーグメントです。例としては、アーティファクトやレディアントアイテムをもらえるオーグメントやアーゴットの耐久力が上がったり火力が上がったりする戦闘オーグメント(生涯ブロンズなど)になります。
次にソーサラー6構成を例にあげます。この構成はキャリーがたくさん存在するが、フロントが柔らかい短期決戦に特化した構成です。こういった構成においては、キャリーがたくさんいるので大きな福袋の価値は上がります。戦闘オーグメントとしては、足りない耐久力を補う屈強なバディなどの耐久系オーグメントが相性が良いです。逆に、キャリーの数が多いのでパーティー全体にスキルクリティカルを与えるオーグメントなどで短期決戦を狙うのも強いです。
他のパターンは省略しますが、このように使う構成の性質を把握することによって、オーグメント統計が消えてしまった今でも各構成における強いオーグメントを自分で考えることができます。
9.2.3ステで戦闘に勝てない場合は単体火力持ちにアイテムを渡す
2.3ステで戦闘に勝てない場合は、全体攻撃もちではなく単体攻撃もちにアイテムを渡しましょう。全体攻撃持ちにアイテムを持たせた場合、一人も倒せずに負けやすいです。また、余裕があれば駒の配置を相手の弱いタンクにあわせてあげると良いです。そうすることによって確実に相手の数を減らし被弾を減らすことができます。
逆に戦闘に勝てる状況の場合は、単体火力持ちよりも全体攻撃持ちにアイテムを持たせた方がより高いDPSを発揮して戦闘に勝てる場合も多いです。
10. 回復効果もちの駒はAPを沢山のばすとよい
実はクリティカルやダメージ増加は回復効果には加算されません。そのため、今期で言うとラックスのように攻撃時に回復する効果を持っている駒は、スキルクリティカルのジュエルガントレットやダメージ増加のジャイアントスレイヤーよりも、アークスタッフエンジェルやラバドンデスキャップなどのAPを増加させるアイテムを持たせた方が、回復量が増えるため強くなりやすいです。
最後に
より強い盤面を組めるようになるために、各駒と特性についてしっかりとテキストを読むことをお勧めします。ここまで記述した基礎知識を基に、各駒のスキルや特性によってどんなアイテムやオーグメントが強いかを考察、計算して試してみましょう。
あとがき
今回の記事ですべての基礎は紹介できませんでしたが、TFTにおいて一番強くなる方法は今回紹介したような知識を身に着けて「考える力」を養うことにあると思います。正直、TFTの戦闘は派手で要素が複雑なので基礎知識がないとなぜ負けたのか勝ったのかが非常にわかりづらいです。私もチャレンジャー常連になるくらいまで、この点でとても苦労しました。なぜ戦闘で負けたのかが非常にわかりづらいのですよね。。。
今回の記事で紹介した基礎を基に、この構成はなぜ強いのだろう、この駒の弱点はなんだろうといったことを自分で考えられるようになれば、あらゆるセットにおいてチャレンジャーに到達できるようになると私は確信しております。
また、次回の記事でお会いしましょう。それでは。