こんにちは、Tobyです。SET11の終わりからTFTを始めて、SET12にて目標にしていたチャレンジャーランクに到達することができました。なので、私が大切にしている点についてお話します。初心者~マスターランク向けの記事は先日4gamer様に掲載していただいたのでそちらからどうぞ。
今回の記事では複数のゲームで結果を出し続けるために、私が大切にしていることとTFTにおいてより上手くなるために必要なことを書きます。
Tobyというプレイヤーについて
TFT以外では、ドラゴンクエストライバルズ(ランクマッチ1位)やシャドウバース(レート杯出場4回)というDCGでトップランカーでした。色々なゲームを一番上手くなるために取り組んでいます。
競技ゲーマー歴は8年で現在アラサーです。トップランカーとしては若いほうの年齢ではなくなってきております。また、これは元々なのですが反応速度はかなり遅いです。それでも、正しい方向で努力をすれば、短期間で新しいゲームでもトップランカーになれると自負しています。年齢の積み重ねによって蓄積された知識が私の武器です。
ゲームを上手くなるために必要なこと
各ゲームで一番大事な要素が何なのかを理解してそれを意識して徹底的に練習を行うことです。
ゲーム上達の本質
これはゲームに限らずあらゆるものに精通する事柄になりますが、優れた手順を反復動作にて身に着けることが最も上達に繋がります。上級者は疲れていても初心者に勝てますが、これは強い行動が体に染みついていて無意識に行えるようになっているためです。TFTの場合は、制限時間内に非常に多くの操作を求められるのでこの優れた手順を反復動作で身に着けることの恩恵が特に大きいゲームとなります。上達のライフサイクルは常に二つ。
・一つは新たな気づきを得ること
・もう一つは、気付きを基にそれを実戦し、当たり前にできるようになること
では、優れた手順をどのようにして確立すればよいかというとそれは自分のリプレイを振り返ること、そして後述する仮説と検証を立ててトライアンドエラーを繰り返すことです。もしくは、だれか第三者から優れた手順を提示してもらいそれを実行し身に着けるのも一つの手だと思います。
反復動作に関しては以前書いたこの記事でも触れている内容になります。自信作の記事なのでこちらも良ければどうぞ。
TFTの本質
TFTの場合は仮説と検証を繰り返すことがゲームの本質です。TFTは試合に絡む変数が非常に多いため、毎試合微妙に違うものになります。そういうときに必要となる力を磨いていくのです。仮説を立ててそれを実践し検証する。その結果を基に考えの軌道修正を行い、仮説の精度を高める。そして、本番(実際の試合中)で初めて出くわす局面でも比較的正しい仮説を立ててプレーを実行できるようになる。突き詰めるとこれを繰り返すだけのゲームになります。
実戦と統計について
私は今パッチ約1000試合(500時間)実戦を行いました。それに対して、統計を見たりチャンピオンの性能を眺めたりしている時間は350時間程度です。これが多いのか少ないのかは分かりませんがそれくらいの時間は検証に充てています。人の配信を見るのがあまり得意ではないので、集めた情報のほとんどはtactics toolsのExplorerとTwitterに流れてくる情報、そして自分で実戦とリプレイで検証したものになります。
チャンピオンとアイテムについて
各チャンピオンとアイテムの性能を正確に把握するように努めています。これを意識し始めたのはグラマス到達付近からです。ここのスキルが他のプレイヤーと比較して私が一番優れている点だと思っています。これを知っているかどうかで、あらゆる場面に影響が出るのですがちゃんと覚えている人はあまり多くない印象です。これによって差ができる場面を列挙します。
・残りの対戦相手やオーグメント選択状況などによって、適切なアイテムの選択ができる
・特に2,3ステの戦闘での勝敗に大きくかかわる
このステージでは、テンプレ構成を組めないことが多いので、作るアイテムや持たせるチャンピオン、細かい配置などによって勝敗が大幅に変わります。
・メタ外の構成でも組めるようになる
各チャンピオンの性能を把握していれば、どのシナジーを伸ばせばどれくらい強くなるのかが分かるので、テンプレ構築以外を組む試合でも咄嗟に対応できる幅が広がります。また、盤面の評価力が上がるので、組み替えたほうがより盤面が強くなるのかどうかもわかります
★覚え方について
合成アイテムは数が多くないので、基礎スタッツと効果含めて完全に覚えるべきだと思っています。各チャンピオンの性能は、ダメージまでは覚えなくてもいいですが、どういうダメージの飛ばし方をするのかは全チャンピオン把握すると良いです。ナッシャートゥースの基礎スタッツは強すぎるのでナーフされるべきだと思います。
4位以上を取るための立ち回り
セット終盤では、チャレンジャー帯で潜っている人が少なく、マスターランク帯の方とのマッチングが多くなっていました。そのマッチングでポイントを増やすためには4位以上を取り続ける必要があったのでこのプレーを身に着けました。一番大事なのは、運だけリロールをせざるを得ない試合をできるだけ減らすことです。そのために、意識していることを列挙します。
・基本は連勝を狙う
このパッチは連敗から入ると運ゲーリロールをせざるを得ない状況にさせられるので、フォーチュン以外のときには極度な負け進行はやらないようにしています。
連勝を取るためには、先ほど話したチャンピオンとアイテムの理解度を上げることが最重要です。そして、余裕があればスカウティングをしてあげるとさらに勝率が上がります。
・余っているTeir1構成をやる
状況によっては、初手は統計値の良い決め打ち気味オーグメントよりも汎用オーグメントを選択します。そして、3-2時点で空いているTier1構成を目指す形を取ります。統計値の良い決め打ちオーグメントが取れる条件は、そのオーグメントを取得して、2 or 3ステージで連勝を取れるもしくは卓1でやれそうなことのいずれかを基準にすると良いかなと思います。
・2,3コストリロールをやる条件を明確に定める
2コストリロールの形は当然、2,3ステの進行が強いので多くの試合でレベル6で軽くリロールをして一度経由することになります。その後、2コストを★3を目指すのかレベル7, 8に上げて4コスト★2を目指すのかここの判断を間違えなければ4位に入れます。
2コストリロールをやる条件としては、
卓1でリロールできるまたは
最強オーグメント(ニコニコな健康、魔法の勉強)を引けていて、2コスト★2だけで4位に入れるを目安にしています。
ただし、これらの条件が満たせていても2コストや3コストの寄りが悪い場合は無理にそこで★3を作るよりも、レベル7やレベル8に上げて4コスト★2を狙いつつ横で2,3コスの★3を狙う方が良いです。
・4コスト構成をやるとき
妥協系を覚えておくこととが大事です。4コスト構成を目指すときに大事なのは4ステージの戦闘を勝つことです。タンクとしては、今はブルーザー4が主流だけど、ベヒ4やベヒ2ブル2でも十分に強いです。極論重なっている3コスト★2以上なら何でも強いので、あまりシナジーにこだわらない心を持つと良いです。シナジーにおいて大事なのはメインキャリーの火力を伸ばすスキルのみで他のスキルに関しては、多少嚙み合いが悪くなっても誤差です。それよりも一枚一枚の駒の強さのほうが4ステージの戦闘では重要です。
また、卓で人気の4コスト構成をやるときはレベル7で回してキーとなる駒の一枚目を探しに行くことを頻繁に行います。キーとなる駒1枚で4ステが戦えないようなオーグメント状況なのであれば、そもそもその構成をやるのではなく空いている別の構成をやった方がいいと思います。
以上です。次パッチでは、日本最上位勢になって世界大会に出れるように頑張ります。もう少し上達して自分の考えに自信が持てたら、TFTの配信もやりたいなと思っているのでその時はよろしくお願いします。
それではまた次回の記事で!