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Toby(@toby_24ss)のゲームブログ

ランクマッチ1位 デボラカミュ解説

 みなさんこんにちは!サラボナ杯にて念願の初1位を取ることができたので、1位を取ることができたデボラカミュの構築、立ち回りを今回は紹介していきます!

 6月度はまほうのせいすい導入&ライバルデッキの弱体化によって、デボラカミュ1強環境が予想されるので参考になれば幸いです。

 

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 6月の使用リストはこちら! ランク上位で二刀の心得を2枚詰んでたのはおそらく自分だけだったと思います。お気に入りのカードです。

採用理由と入れ替え候補は後に書きます。

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 確定枠

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5月の終盤のデッキ分布について

Tier1

デボラカミュ、ランプピサロ、ディスカードカミュ

Tier2

イレブンテリー、奇跡テリー、デボラ&ビルドトルネコ

Tier3

アンルシアアリーナ、デボラゼシカ、レックスカミュ、アグロゼシカ

 

 日によって多少の変動はありましたが、だいたいこんな感じの流行度でした。それを踏まえて確定枠の解説に移ります。明らかに強いカードについては記述を省略します。

 

スノーベビー

 マデサゴーラを安着させるor相手のマデサゴーラの安着を止めるためのカードとしてミラーマッチにおいて非常に優秀です。Atk3+シーブスナイフでHP4を取れるところが高評価ポイント。ミラーマッチで心眼一閃+スノーベビーで相手のヘルクラとタイタスを処理できるところも高評価。

 環境に多いディスカードカミュトルネコなどの盤面で勝負してくる相手にも強いので現環境では2枚推奨。

 

ザイル

 ミラーと奇跡相手の最強の勝ち筋です。

 

ダークペルシャ

 このカードに関しては、

・1度盤面を返せれば十分

ペルシャ2枚引きBET事故防ぐ

・最強カードマデサゴーラのサーチ率を上げる

 といった観点から私は1枚採用が最も強いと考えています。またこのカードを2枚採用する場合、あくまのつぼを採用したくなるのですが現環境ではあくまのつぼがそれほど強いとは思えないのもあり1枚採用です。

 

メダルにゃん

 デボラカミュは中盤以降に心眼一閃とヘルクラッシャーをできるだけ多く引かないとコインを集めた意味がなくなり弱いので、攻撃的なスタッツを持ちながら2枚ドローできるこのカードは勝率を安定させるためには2枚必須だと私は考えています。

 

ゴールデンタイタス

 最低1枚はないと長期戦になったときに火力が足りないかなと思います。だいおうイカを採用するなら、ゴールデンタイタス2枚に加えて黄金兵まで採用したい。

 

 

使用リスト

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とげぼうず

 後手まくり最強カード。すべての環境デッキに対して強いです。他にどうしても採用したいカードがあるという場合を除いては自分は絶対2枚入れたいです。 黄金兵と異なり、BETしないターンに置けることと1Tと3Tにおけることが最大の強みです。特に、メダルにゃんや立ち塞がるドラゴンで引いてきた場合にそれらのカードと同時にプレーをして強い盤面を構築できるところが素晴らしいです。

 

二刀の心得

  0~2枚環境に応じて。かなり強力なカードです。環境によっては黄金兵を優先させたほうが良いと思います。このカードが特に強い点は以下となります。

・中盤のシステムユニットを処理できる。ex.)マデサゴーラ、メーダクイン、魔王バラモス

・ヘルクラッシャー、タイタスを心眼一閃と組み合わせて処理できる。

・ダークペルシャの2点AoEで打ち漏らした敵ユニットを綺麗に処理できる。

・ヘルクラッシャー12点で押し切れない場面などで最後の一押しができるため、勝ち筋が広がる。

・ミラーマッチにおいて、ダークペルシャ警戒で3面以上並べたくない場面で並べずに相手のユニットを処理できる。

・デボラカミュが処理しにくいラプソーンを処理できる。

・ミラーマッチにおいて心眼一閃を用いて処理したくないがせざるを得ないことが多い6T目の強欲なミミックを処理しながらヘルクラッシャーのコストを下げられる。

・9pp以降でヘルクラッシャー0コスト+マザーウッドと組み合わせて使うことでヘルクラッシャーの12点パンチを相手のリーダーに通しやすくなる。

・マデサゴーラを安着させた後、返しのターンで相手が出してきたユニットを処理できるため、マデサゴーラを複数ターンに渡って場に残しやすくなる。

 以上のようなメリットがあります。私は今期のミラーマッチの勝率が通算7割を超えていたのですが、それを実現できたのはこのカードのおかげだったと思います。

 ミラーマッチではとげぼうずと二刀の心得によって、マデサゴーラと強欲なミミックの生存率を高めて、それらのユニットで顔を詰めてゴールデンタイタスやヘルクラッシャーたくさん引いた方が勝つ選手権になる前のターンに、勝負を決めに行くことを基本戦術としていました。この戦法を基本とすることでミラーマッチの運ゲーを減らす+高い後攻勝率を実現しました。

 

美少女怪盗ポイックリン

 弱くもないが強いかと言われると怪しいカード。優先度はあまり高くはないです。このカードを黄金兵に変えてもよかったかもしれません。ミラーマッチ、ディスカードカミュ、デボラトルネコの3デッキ相手には比較的強いカードを盗める可能性があるので強力ですが、それ以外の対面だと強いカードを盗めるか怪しいです。ステルス2/3ということで、ダークペルシャで返されたときに場に残るのはメリット。ヘルクラッシャーのコストが1下がる2コストカードということで、2刀の心得が比較対象になりそう。場に即2点出せるのが2刀の心得、場に2点を保存できるが1ターンラグが発生するのがポイックリンというイメージでしょうか。現環境では、ミラーマッチにおいてはマデサゴーラを綺麗に処理できるかどうかが最重要ファクターなので、二刀の心得に軍配が上がりそう。ヘルクラッシャーや心眼一閃を盗めたらやばいんですけどね... 平均点は2刀のほうが上かな~

 

ゴールデンタイタス

 ミラーマッチの長期戦ではタイタスを削っていると不利になるため現環境では2枚。また、私のリストで狙いやすいマデサゴーラ複数ターン生存プランでも強いカードです。

 

選択枠

黄金兵

 ミラーマッチではダークペルシャを警戒したい場面で置けないことがあるため強い場面は少なめです。しかし、ランプピサロとディスカードカミュに対してはかなり強力です。特にランプピサロ戦はマデサゴーラ安着or強欲なミミックによる相手の大型魔王とのトレードを行えるかどうかが勝敗を分けやすいため、まおうのランプやピサロナイト、地獄の帝王エスタークなどからマデサとミミックを守れる黄金兵は強力だと思います。HPが3あり、シドーのAoEを1発耐える点も高評価。

 また、大王イカを採用する場合は4Tに黄金兵を0コストでプレーする最強ムーブがあるので確定で2枚採用した方がいいと思います。

 

あくまのつぼ

 弱くはないですが、現環境だととげぼうず > 黄金兵 > あくまのつぼの順の評価です。なぜそういう評価になったのかあくまのつぼのメリットデメリットを見て行きましょう。

メリット

ウドラーに強い。

・牧場に強い。

・ダークペルシャとのコンボ。

・サイコロンに強い。

・みなごろしに強い。

・1枚ドローできる。

・ミラーマッチの後1ターン目に置けると強い。

デメリット

・シーブスナイフ、どくあおむしカイロスハント、先攻ブラッドレディなどの汎用1点除去が環境に溢れている。

・対ランプピサロ戦で壺を割れずに供物されやすい。ランピは序盤からピサロナイトピサロの手先、まおうのランプなどの強力な低コストユニットをプレーしてくるため壺を殴る暇を与えてもらません。

 

 以上より、現環境で多いカミュピサロに強いのはとげぼうずと黄金兵だと思います。唯一無二のドローできる特性はメダルにゃんのほうが即効性があり2枚引けるのでそちらを2枚採用にすることで解決。ダークペルシャとの相性については、ペルシャ1の場合無理に壺でペルシャの発動条件を満たさなくとも、必要な場面までペルシャを温存しておけばよいので壺がなくてもそこまで困らないです。たまに、相手がステルスのエマ+1体の展開をしてきて、その時に処理できたらなと思うことがあったくらいでしょうか。

 

だいおうイカ

 ミラーマッチだとそれなりに強いカードです。ただし、ミラーマッチにおいても3Tにこのカードを置くよりも、マデサゴーラ安着プランのほうが圧倒的に強いので実はめっちゃ強いかと言われるとそうでもないです。この後後手まくりのマデサ安着プランの具体例を盤面を用いて説明するのでそれを見ていただければだいおうイカが弱い理由がわかると思います。

 現環境では、ディスカードカミュの牢屋とランプピサロの零の洗礼を打たれた瞬間にほぼ負け確定になるカードなので、絶対いらないと思います。6月はディスカミュとランピが減りそうなので、二刀の心得と後2枚何か抜いてだいおうイカと黄金兵をフル投入するのが強そう。

 

マタンゴ

 奇跡が増えたら入れましょう。

 

エルギオス

 対ミラーやディスカミュ、奇跡で置けると割と強いんですが、零の洗礼とアサシンアタックで吹き飛ばされると負け確なのが微妙。

 

ルノーガ&ウルナーガ

 ミラーマッチでどや顔でたくさんヘルクラタイタス置いてきた相手をわからせることができる。先攻の最速ヘルクラタイタスに間に合わない点がちょっとだけ弱い。せいすい導入後は、ミラーマッチ増加+せいすいによって後手でもウルノーガウルナーガが間に合う場面が増えるので採用してもよさそう。

 

後手まくり

 後手まくりの試合のスクリーンショットが何枚か残っていたので参考として載せておきます。ポイントはマデサゴーラを安着させることです。

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 初手でマデサゴーラが見えていたら積極的に狙いましょう。マデサの安着さえ通れば、最悪デボラレベル3になれなくても十分量のコインが確保できるので恐れずに。

 

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 後手2ザイルからスタートします。3ターン目の相手の強欲なミミックをシーブスナイフとザイルで処理しつつベホスラを前列においてその裏にマデサゴーラを置けば勝てます。

 

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  後1テンション、エマとげぼうず、3Tを2刀で受けて4Tには再びシーブスナイフを振る択、2+2で動く択どちらも強力です。

 

マリガン

共通: エマ、とげぼうず、マデサゴーラ、

先攻: 全てのBETカード、カイロスハント(1枚まで)、立ち塞がるドラゴン(BETカードが引けている場合)

後攻: カイロスハント(2枚キープok)、スノーベビー(エマ、とげ、マデサのほうが強いので上振れを狙うときは返す)、BETカードよりもカイロス、エマ、とげぼうずを優先的に探す。

ミラー: ザイル(必要なカードが引けている場合)、ぬすむ

対アグゼシ、ディスカミュ戦の先攻: 二刀の心得

対ランピ: マデサゴーラ、強欲なミミックがキーカードなので、それらを引くためにもBETカードキープ推奨。

対奇跡: ザイル

 

有利不利

奇跡 微不利 (マタンゴ1で五分、マタンゴ2で有利)

ランプピサロ 微有利

ディスカミュ 微有利

デボトル 微有利

その他マッチ 五分以上

 

最強デッキです。

 

立ち回り

基本

 全対面マデサゴーラ安着を目指しましょう。これが一番強い勝ち筋です。

 

対ランピ

 マデサかミミックを安着させてその後ゼルドラドが出てくる前にヘルクラッシャーを置ければ勝ちます。まおうのランプにマデサとミミックを処理されないように配置とデボラを貼るかどうかカイロスハント、スノーベビーの切りどころを考えましょう。ベホイミスライムの回復もあるので地獄の帝王エスタークの攻撃は1発なら顔で受けることができるので、シーブスナイフで1点だけ入れておき8点パンチを顔で受けましょう。

 

対ディスカミュ

 中盤の盤面を取った方が勝ちます。貫通が多いので中盤以降は壺貫通ケアでユニットは前列に置く。

 

対ミラー 

 マデサゴーラを安着させた方が勝ちます。4ターン目まではそれが一番重要なので、3ターン目は先後問わずベホスラよりも強欲なミミックを優先しておいた方がいい場合が多いです。その後はダークペルシャを打たれてもいいのかどうかを考えながら試合を進めます。目安としてはHP3以上のユニットが3体以上ならばカイロス2枚ないと全処理できないためGoのことが多いです。もちろんそのときのお互いのハンドと盤面に依ります。

 また、6Tデボラレベル3+強欲なミミック、7Tデボラレベル3+メダルにゃんの択がかなり強力なので狙えそうなときは狙うといいかも。ミラーマッチはぐだった場合を除いてヘルクラッシャーを先に通した方が勝つゲームが多いです。相手のカウントも意識して、ハンドにヘルクラやタイタスが複数あるときに、そのターンにヘルクラを1体出すのか1ターンデボラレベル3などで貯めて次のターンに複数体出すのかどちらが強いのか考えながらプレーすることが重要です。

 フェイスプランも意識しましょう。5T強欲なミミック、6T立ち塞がるドラゴン+はるかぜのフルートなどで削り切れる場合があります。

 

以上です!

デボラカミュはフェイスプランが取れる攻め寄りのコンボデッキということで、自分好みのデッキで誰よりも上手く回せたこととても嬉しく思います。手札に応じて臨機応変な立ち回りができる楽しいデッキなので、皆さんもぜひ使ってみてください。

 それではまた

ナーフ所感 新環境予想

ナーフ発表来ましたね。

TLの反応を見る限りは、デボカミュと奇跡テリーへのナーフが薄い点が気になるがイレテリとランピのナーフは妥当という声が多かったでしょうか。

 

まずはナーフされたカードについて

まおうのランプ

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 このナーフでランプピサロは環境上位からは居なくなると思います。序盤の盤面とMP加速を両立できるこのカードがランピの勝率とデッキとしての安定感を大幅に上げていました。このカードがなくなると、どくあおむしピサロの手先などを出しつつ闇への供物を打つ展開を序盤に作れないと環境デッキに勝つのはかなり難しいと思われます。このカードの消失によって、マデサゴーラを処理できなくなった点やトルネコの序盤の盤面に対抗できなくなるのは相当の痛手です。その為、今回のナーフではランプピサロが一番の影響を受けたと考えられます。まほうのせいすい導入によって、キーカードに依存するデッキタイプは強化されると思われるので、久々にTier1に返り咲いたランプピサロでしたがまほうのせいすい導入による強化を懸念してお灸を据えられる形となりました。

 

ナイトキング

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 レジェンドホーン式ナーフ来ましたね。レジェンドホーンの時も思いましたが、最初から回復量3とかで出してたら良カードだったのではないでしょうか。過剰な回復はアグロデッキの存在価値を奪ってしまいます。このカードのナーフはイレテリとのライフレースで勝つのが難しかった、ビルドバーンゼシカやアグロゼシカ、フローラトルネコ、ビルドトルネコ、このあたりのデッキが特に恩恵を受けると思われます。

 イレテリの強いカードランキングは個人的には1位アルゴリザード、2位グレイグ、3位ナイトキングだったのでこのカードのナーフはそこそこ痛いと思っています。

 

スノーベビー

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 ディスカードカミュとレックスカミュは、6月はブラッドレディの使用禁止もあるため、持ち前の盤面除去とユニットの展開の両立からのアグロ展開が大幅に制限され弱体化が余儀なくされると思います。ただ、今Tier1とされているデボラカミュにとってはあまり大きなナーフとは言えないでしょう。デボラカミュのスノーベビーは他2デッキとは異なり、盤面を作る意味合いよりも盤面を返すために使用することが多く、アタックが1下がっても困らない場面が多いためです。また、スノーベビーを採用せずに他のカードを採用するという選択肢もあります。

 全てのカミュデッキのパワーを落とすなら、カイロスハントかエマをナーフするのが妥当だったのですが、カイロスハントはカミュの個性、エマはレジェンドカードという理由でナーフが見送られたのでしょうか。

 スノーベビーのナーフもトルネコにとって一番の追い風だと思います。トルネコは有利トレードを基本戦術としているため、プチファイターやケダモンで有利トレードしづらい、アタックの高いユニットが苦手だったためです。

 

新環境予想

 まほうのせいすいの導入によってキーカードに依存するデッキが強くなると思います。具体的にはアンルシアデッキが特に強くなると思います。デボラデッキに関しても強化されそう。テンションスキルを用いて盤面を取り後手3ターン目にマデサゴーラを安着できれば強いと思います。また、マデサゴーラを3ターン目に安着させるためにマリガンでマデサゴーラを引けている場合は後手でデボラを2ターン目に張らずにユニットを置き3マデサ安着を狙う展開も増えそうです。

 また、アグロデッキにとってもまほうのせいすいは影響が大きいと考えています。アグロゼシカやフローラトルネコなどは、後攻の場合にテンションスキルとMP+1によって序盤に強力な盤面を築いて押し切る展開が増えそうな気がします。

 後はデボラトルネコやビルドトルネコキラーマジンガを後手7に置けるようになるのがかなり熱そう。

以上を踏まえたTier予想はこちら!

 

Tier1

デボラカミュ

奇跡テリー

アンルシアアリーナ

デボラトルネコ

Tier2

デボラゼシカ

アンルシアククール

ビルドバーンゼシカ

フローラトルネコ

イレブンテリー

アグロゼシカ

 

 アンルシア系統のデッキは、先攻を取った時にTier1予想のデボラカミュや奇跡テリーに比較的戦えていたデッキタイプなので、まほうのせいすい導入で後6モリーマッドプラントや後5ウドラーができるようになって最前線で戦えそう。

 フローラトルネコはまほうのせいすいによって序盤の盤面をより強固に且つ構築次第では、奇跡テリーとデボラデッキ全般に互角以上の戦いを出来そうなので期待。

 

以上環境予想です。

 ナーフで環境があまり変わらないのではないか?という意見もありますが、個人的にはそれなりに環境が変わるのではないかなと思ってます。奇跡テリーはフロトルやアンルシアデッキの台頭がきつそうだけど、デボカミュはなんだかんだ生き残りそうだな...というのが不安ではありますが。

 何はともあれ、まほうのせいすい導入でどういったデッキが強くなるのか楽しみですね。来月の新環境が始まったらいろいろなデッキを配信で使ってみたいなと思っているのでよかったら見に来てください。

それではまた!

第10弾完全攻略ガイド 完成版

 

攻略ガイドの見方

評価

各項目20点の合計100点満点。

先攻時の強さ: 先攻時のデッキの強さの平均値。

後攻時の強さ:  後攻時のデッキの強さの平均値。

デッキの爆発力: 糞ゲーバロメーター。上振れ時の最大値と上振れ頻度を基に算出。

デッキの安定感:  デッキの事故りづらさ。最低限の動きが保証されているか。

環境での立ち位置: 環境で多いデッキに対して有利が取れているか。

 大体こんな感じで点数付けてます。

総合評価: 

S: 90 ~ tier God

A: 80 ~ tier 1

B: 70 ~ tier 2

C: 60 ~ tier3

D: ~ 59 環境外デッキ

 Tier表は流行度と強さを加味して作ったので、必ずしも総合評価とは一致していません。

 

Tier1

イレブンテリー

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 リストはクレマンティーヌさんから頂きました。

 

評価

先攻時の強さ: 18/20

後攻時の強さ: 17/20

デッキの爆発力: 16/20

デッキの安定感: 16/20

環境での立ち位置: 18/20

総合点数: 85/100

総合評価: A

 

総評

  3月度及び4月度ランクマッチ1位を獲得した王のデッキ。「アルゴリザード」と「最後の砦の英雄グレイグ」という2枚のれんけいカードがあまりにも強く、現在「イレブンデッキ」の中で最も強い。盤面取得能力が非常に高く、剣士のテンションスキルとれんけいカードの存在により後手が強い。また、「過ぎ去り時を求めて」を早く打てる先攻も強い。「アルゴリザード」や「グレイグ」などで早期に試合を決めることもあるがこのデッキの本質は9,10ターン目まで耐えしのげば「過ぎ去りし時を求めて」でほとんどの環境デッキに勝てる所にある。他の「イレブンデッキ」との大きな違いが「アルゴリザード」と「ナイトキング」の存在だ。通常、「イレブンデッキ」と戦う際は「過ぎ去りし時を求めて」を打つ隙を作らせないように終盤は盤面にプレッシャーをかけてリーサルを匂わせて戦うのが定石だが、「イレブンテリー」にはこの定石が通用しない。「過ぎ去りし時を求めて」を打つターンに「ナイトキング」によるHP回復+におうだち、「アルゴリザード」とテンションスキルによる盤面奪取が可能な為だ。

 このように弱点らしい弱点が見当たらないデッキであるが、盤面以外から打点を出すのが難しいため、盤面で戦ってこないデッキタイプ、「ビルド奇跡テリー」や「シド―偶数ミネア」などに対しては微不利となっている。

 

マリガン

共通: ことだまつかい、とげぼうず、ファーリス王子(1コストとセットキープ推奨)、アルゴリザード、最後の砦の英雄グレイグ

先攻: シーゴーレム、メルビン

後攻: トンネラー、ブラッドレディ、ラプソーン

 

 

デボラカミュ

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 リストとマリガンはぺーぺーさんから頂きました。

 

評価

先攻時の強さ: 18/20

後攻時の強さ: 12/20

デッキの爆発力: 20/20

デッキの安定感: 16/20

環境での立ち位置: 16/20

総合点数: 82/100

総合評価: A-

 

総評

 「強欲なミミック」という強力な追加カードによりかつてのパワーを取り戻しtier1への復権を果たした。「強欲なミミック」はデッキ外リソースを2枚獲得する最高のシナジーと放置すると無限に攻撃力を上げるという相手にとって厄介な能力を併せ持つ非常に凶悪なカードだ。「デボラカミュ」はデッキ外からの強力なレジェンドカード、「エマ」や先攻「マデサゴーラ」、早期の「ゴールデンタイタス」や「ヘルクラッシャー」登場など、上振れた時の爆発力は現環境トップといえる。「ダークペルシャ」を擁しているため、今環境で多い「イレブンテリー」や「トルネコ」などの盤面で戦ってくるデッキに対して強いことも追い風となっている。また、先述の「強欲なミミック」による中盤からライフプッシュの圧をかけることが可能になったため、盤面で戦ってこない「奇跡テリー」や「シド―偶数ミネア」などのデッキに対してもスロットマジーンによるファティーグ勝ち以外でも多少戦えるようになった。更に、盗賊のテンションスキルとリソースを確保できる「デボラ」というヒーローによって事故も少なく安定感がある。

 弱点としては、全「デボラデッキ」共通である後攻で「デボラ」を貼ることと「デボラレベル3」を打つことによって生じる隙があまりに大きく後手が先攻に比べて弱いこと。また、大型ユニットの除去が使用できるまでに時間がかかる「心眼一閃」頼みの為、相手の上振れによる早期の大型ユニット安着に対応できない点である。

 

マリガン

共通: カイロスハント、エマ、ダークペルシャ以外のBETカード、

ダークペルシャ以外のBETカードが引けている場合:

 ポイックリン、あくまの壺、黄金兵

※ただしミラーマッチではあくまの壺、黄金兵はキープしない

対ミラー、ゼシカ: ザイル

  デボラサーチにより、ダークペルシャ2枚を引いてしまい5ターン目にデボラレベル3にできないことが最も恐ろしい負け筋なのでそれを最大限ケアしたマリガンをしましょう!

 

 

ランプピサロ

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評価

先攻時の強さ: 15/20

後攻時の強さ: 10/20

デッキの爆発力: 18/20

デッキの安定感: 12/20

環境での立ち位置: 12/20

総合点数: 67/100

総合評価: C+

 

総評

 新フィニッシャー「魔元師ゼルドラド」の登場によってtierを大きくあげたデッキタイプ。「ゼルドラド」と「エビルプリースト」によるフィニッシュ性能と「地獄の帝王エスターク」、「魔軍司令ホメロス」、「エルギオス」などの強力な中型ユニットの早出しによる押し付けがあるため多くのデッキと渡り合える力を獲得した。

 しかし、序盤の隙が大きくなりやすいという弱点を抱えており、「ピサロの手先」や「どくあおむし」などの序盤に強いカードを引けなかった場合にアグロの動きに対応できない。強い魔王を引いたがランプカードが引けない。ランプカードを引いたが強い魔王を引けないといった事故が発生した場合に極端にパワーが落ちる。こういったデッキの性質から、パワーをあげた今期のランクマッチにおいても、全体の使用率は高いがランクマッチ上位での使用率は多くはならなかった。

 

マリガン

共通: どくあおむし、プチターク、ピサロの手先、闇への供物(低コストとセットキープ)、まおうのランプ

先攻: 地獄の帝王エスタークミルドラース

後攻: ラプソーン、魔力解放

 対トルネコ: 零の洗礼

 

Tier2

ディスカードカミュ

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 リストとマリガンはやしゃさんに頂きました。

評価

先攻時の強さ: 17/20

後攻時の強さ: 14/20

デッキの爆発力: 16/20

デッキの安定感: 15/20

環境での立ち位置: 16/20

総合点数: 78/100

総合評価: B+

 

総評

 追加カード「立ち塞がるドラゴン」を得て強化されたデッキタイプ。豊富なドローソースを活かして戦う前寄せのミッドレンジデッキ。中盤を支える「メダルにゃん」、「立ち塞がるドラゴン」、「アフロのドン・モグーラ」の3枚が特に強力で、「うみうし」によるブロック配置やカイロスハントなどを活かしてこれらのカードを押し付けていくのが一番の勝ち筋。終盤を支える「ヒドラ」というカードは盤面処理にもリーサルにも貢献するため、7 ~ 9ターン程度までの長期戦ならば対応することが可能。特質すべきはそのドロー能力で、8ターン目頃にはデッキの殆どのカードを掘り切っていることもしばしばある。これによって、カミュが誇る最強カード「カイロスハント」や「エマ」を高確率で毎試合使えること、リーサル札の「ヒドラ」を終盤までに引き込めることがこのデッキの最大の強みとなっている。

 弱点としては、「カイロスハント」以外に大幅に盤面に返せるカードがないため、序盤に盤面で差をつけられなかった場合に挽回が難しい点。大型の除去に乏しく試合が長引いた際に、「レッドプレデター」や「ヘルクラッシャー」などと言ったカードを返すのが難しい点であろう。その為、使用する際は序盤の盤面を意識し4ターン目のメダルにゃん着地を目指したい。

マリガン

共通: エマ、メダルにゃん

先攻: ポンポコだぬき、立ち塞がるドラゴン

後攻: ブラッドレディ、ビッグハンマー、ラプソーン

対僧侶: あくまの壺

対魔剣士: チョコタワー、ビッグハンマー

※後手の天空の花嫁フローラはマリガンで返す!

 

アンルシアカミュ

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評価

先攻時の強さ: 17/20

後攻時の強さ: 13/20

デッキの爆発力: 18/20

デッキの安定感: 12/20

環境での立ち位置: 15/20

総合点数: 75/100

総合評価: B

 

総評

 強豪プレイヤーなぎさ氏が使用していたことで一躍広まったデッキタイプ。 現在「アンルシアデッキ」の中では最も強いと言えるだろう。その理由は、職業専用の冒険者の質が他職業よりも高いところ、マヤを強化することによるフィニッシュ力、1枚でも多くの冒険者を引くことが重要なアンルシアデッキでドローできるテンションスキルを持つこと、「カイロスハント」があること。今環境では、多くの盗賊デッキが環境入りしているが、盗賊のテンションスキルによる盤面処理とリソース回復、「カイロスハント」というカードによる後攻の強さが浮き彫りになってきた結果ではないだろうか。このデッキの主な勝ち筋は、強力な冒険者の押し付けまたは安着である。盤面処理能力の高い盗賊の性質を生かして、強化した冒険者を上手く押し付けていきたい。

 弱点としては、冒険者を引けない試合のパワーが極端に低いことがあげられる。また、冒険者による押し付けを後攻の場合に遂行しづらい。更に、柔軟な動きができるかといわれるとそうではなくメインの戦い方が冒険者の押し付けになるので、それを読まれると相手に押し付けに対する対応札を残されたり、対応策を準備されたりしやすい点だ。

マリガン

共通: マヤとザンクローネ以外の冒険者を全力で探す。

冒険者が引けていた場合、

先攻: シーゴーレム、ポンポコだぬき、ザイル、ハッスルじじい

後攻: ラプソーンカイロスハント、スノーベビー、ブラッドレディ

対僧侶: あくまの壺

デボラトルネコ

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評価

先攻時の強さ: 17/20

後攻時の強さ: 13/20

デッキの爆発力: 16/20

デッキの安定感: 14/20

環境での立ち位置: 15/20

総合点数: 75/100

総合評価: B

 

総評

  「商人」のミッドレンジデッキ。このデッキを使う理由は「ぷちメタル」というカードが存在すること。この1点に尽きるので、使用する人はとにかく「ぷちメタル」を強く使えるように意識して立ち回ろう。 「ぷちメタル」を強く使用するために、テンションスキルを回して種を確保しておく、メタルボディに強い攻撃4以上のユニットを「とげぼうず」や「ブラバニクイーン」などのユニットで潰しておくことが必要だ。勝ち筋としては、「ぷちメタル」や「つちわらし」、「ケダモン」などのトルネコ固有のユニットを活かして中盤戦を制した後に、「レッドプレデター」や「ゴールデンタイタス」などの大型ユニットによって〆るという流れが基本となる。「マデサゴーラ」からの「ルドマン」にスペシャルコインをBETするコンボも非常に強力。「福招きのそろばんによってある程度の長期戦には対応することができるが、いつかはリソースが枯れてしまうデッキタイプなので、盤面を取るのもいいが相手のHPを詰めることも意識すること。

 弱点としては、「ぷちメタル」を活かせない盤面を作られると後手に回りやすいこと。「メダルにゃん」、「強欲なミミック」、「最後の砦の英雄グレイグ」などは出されても対応できるように盤面を整えておこう。また、後手が強めなトルネコデッキの中でこのデッキは比較的後手が弱めなことも弱点として挙げられる。トルネコは盤面に出したユニットを種で強化して有利トレードを行うことが全デッキ共通の基本戦術だ。後手2ターン目に「デボラ」を貼る行為はこの戦術の遂行を難しくする場合が多く、後手の場合「デボラ」を貼るのを遅らせるパターンも多々ある。

マリガン

共通: ぷちメタル、マデサゴーラ、つちわらし、とげぼうず、ベホイミスライム、黄金兵(BETカードとセットキープ)

先攻: かっちゅうアリ

後攻: ブラッドレディ、ケダモン

対盗賊、魔剣士: 先後問わずケダモン

 

ビルド奇跡テリー

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評価

先攻時の強さ: 18/20

後攻時の強さ: 13/20

デッキの爆発力: 18/20

デッキの安定感: 13/20

環境での立ち位置: 18/20

総合点数: 80/100

総合評価: A-

 

総評

 序中盤を耐えしのぎ、終盤に強化した「奇跡の剣」によるバーストダメージで決着を目指すコントロールタイプのデッキ。強みは盤面の処理能力と終盤のフィニッシュ力で、半端な攻めをしてくるデッキを悉く完封できてしまう点である。「ファラリスブル」を引けるかどうかが終盤の攻めに大きく影響するため、ドローを進めるために「超スーパーカー」を何度も打つことになりやすい。

 弱点としては、各種除去手段をケアされつつガンガン攻められるとHPを守り切れない点と「マタンゴ」である。対峙する際には、大型ユニットと小型ユニットを同時に出し「みなごろし」をケア。フローラレベル2やさくせん等の「特技ダメージを受けない」を用いて大型ユニットを押しつける。超スーパーカーの4点を気持ち良く打たせない等のプレーが必要だ。

 

マリガン

対アグロ以外

共通: 武器屋を全力で探す。

武器屋が引けている場合: パプリカン、ファラリスブル、プチファイター、アルゴリザード等。

対アグロ

共通: 武器屋、アルゴリザード

先攻: ブラックベジター

後攻: みなごろし

 

Tier3

レックスカミュ

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 リストとマリガンはじゃくおさんから頂きました。

 

評価

先攻時の強さ: 15/20

後攻時の強さ: 16/20

デッキの爆発力: 14/20

デッキの安定感: 16/20

環境での立ち位置: 16/20

総合点数: 77/100

総合評価: B+

 

総評

 「シーブスナイフ」を活かして盤面を取っていく、アグロ寄りのミッドレンジデッキ。最大の強みは先後に強さがほとんど左右されないこと。寧ろ後攻の方が若干強いかもしれない。先後の強さに差がないことは、回数をこなして格下に対して取りこぼしを減らしていく必要のあるランクマッチにおいて非常に大きい。また、「レックス」レベル2によって、「盗賊」のテンションスキルを複数回振れることやデッキの殆どのカードが低コストのユニットカードで構成されていることによって、安定して強いアグロムーブを押し付けることが可能だ。更に、「エマ」や「笑顔の伝道師シルビア」による上振れも持っている。ただし、デッキの大半が低コストで構成されているということは、その分選択肢を多く持っているということであり使用難度は高い。どの選択肢を取れば、盤面とHPに圧力を掛けられるのかよく考えて扱う必要があるだろう。

 弱点としては、手札からの打点に乏しいため、一度盤面を返されてしまいにおうだち等で蓋をされてしまうと挽回が難しいこと。使用する際は、そうされないように各種AoEをケアしながら最速で対戦相手のHPを削り取りたい。

 

マリガン

共通: プチファイター以外の1コスト、ポンポコだぬき、ラプソーン、笑顔の伝道師シルビア、スノーベビー(プチファイター以外の1コストとセットキープ)

先攻: シーゴーレム

後攻: ブラッドレディ、ベビル

 

ビルドトルネコ

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 リストはかろめさんから頂きました。

 

評価

先攻時の強さ: 16/20

後攻時の強さ: 14/20

デッキの爆発力: 12/20

デッキの安定感: 18/20

環境での立ち位置: 16/20

総合点数: 76/100

総合評価: B+

 

総評

 オールレンジ対応のミッドレンジデッキ。筆者も先月使用し28位を獲得した。一番の強みはビルドを採用することによって序盤の手札事故がほとんどないことと長期戦も戦えること。加えて、「超スーパーカー」と「魔神機キラーマジンガ」との相性が非常に良い。その為、「超スーパーカー」でリソースを補充して、「レッドプレデター」や「キラーマジンガ」で盤面を抑えて勝つというのが基本の勝ち筋だ。また、他の「トルネコ」デッキと比較した時の強みとして、「ビルダー城」によるアグロプランと、事故った時の「牧場プラン」の2パターンを使い分けられることが挙げられる。更に変身ギミックと「ビルダー城」プランによって対「魔剣士」に強いという点も魅力的だ。変身を用いて対「魔剣士」で「商人」視点で厄介な「零の洗礼」と「どくあおむし」を無効化することが可能だ。

 良くも悪くも真面目なデッキで弱点らしい弱点は見当たらないが、強いてあげるならば上位デッキと比べると爆発力が足りないかもしれない。コツコツ有利トレードを重ねて盤面で押し勝つのが好きな人はぜひ使ってみてほしい。

 

マリガン

共通: つちわらし、とげぼうず、ケダモン、変貌のくものきょじん(ケダモンとセットキープ)

先攻: シーゴーレム、ジゴック、プチファイター

後攻: ブチュチュンパ、ネネ、ブラッドレディ

対魔剣士、盗賊: 変貌のくものきょじん 

 

アンルシアククール

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評価

先攻時の強さ: 17/20

後攻時の強さ: 11/20

デッキの爆発力: 17/20

デッキの安定感: 11/20

環境での立ち位置: 14/20

総合点数: 70/100

総合評価: B-

総評

 他の「アンルシア」デッキと比較した時の強みは「ウドラー」があることとと最強の1コストユニット2種があることです。ウドラーを引けた試合のパワーは非常に高いと思います。しかし、後攻が非常に弱く、後手に回ってしまいがちな後攻でテンションスキル「癒しの波動」を強く使える試合が少なくかなり苦戦を強いられると思います。

 

マリガン

共通: ザンクローネとチャモロ以外の冒険者。プチプリースト

先攻: ウドラー

後攻: ニードルショット、パワースナイプ、共鳴のどんぐりベビー

 

シドーミネア

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評価

先攻時の強さ: 17/20

後攻時の強さ: 13/20

デッキの爆発力: 16/20

デッキの安定感: 14/20

環境での立ち位置: 18/20

総合点数: 78/100

総合評価: B+

 

総評

  コントロールタイプのデッキ。6ターン目or7ターン目に「暴走するシド―」を置けるかどうかが勝負を大きく左右します。その為、対戦する際はとにかく「暴走するシド―」を気持ちよく置かせない盤面作りを意識しましょう。後攻で強いカードがほとんど含まれていない、暴走するシドーが置きづらいなどの理由で後攻があまり強くありません。また、コントロールデッキのため試合時間が長引きやすいです。これらの理由から、環境上位の「イレブンテリー」や「デボラカミュ」に対して有利に立ち回りやすいデッキタイプではあるが、先月ランクマッチではあまり流行らなかったと推察できます。

 弱点としては、軽減カードを積んだ「奇跡テリー」とスタミナの種などを採用している「商人」デッキが挙げられると思います。

 

マリガン

共通: クロウズ、インプケイオス、ベホイミスライム、インプ、占い師の交換所(ベホイミスライム、インプとセットキープ)

先攻: サイコロン、ゴルドン

後攻: 風の導き

 

アンルシアアリーナ

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評価

先攻時の強さ: 16/20

後攻時の強さ: 12/20

デッキの爆発力: 16/20

デッキの安定感: 12/20

環境での立ち位置: 14/20

総合点数: 70/100

総合評価: B-

 

総評

 7ターン目の「マッドプラント」+「マミムメモリー」が決まるとめっちゃ気持ちいいです。狙いましょう。その他は、Tier2で解説した「アンルシアカミュ」とほとんど同じです。

マリガン

共通: ザンクローネ以外の冒険者、スマイルロック、プオーン

先攻:  シーゴーレム

後攻:  ブラッドレディ、とげぼうず

 

 これにて第10弾デッキ解説終了です!多かった...

 この記事では各 デッキの特徴について簡単に紹介しました。これを読んで、各デッキに触ってみたいなと思っていただけたら幸いです。今環境は様々なデッキタイプが活躍できる環境で、ここで紹介したデッキタイプ以外でも活躍できるデッキはまだまだたくさんあると思います。あと1ヶ月弱になりますが、第10弾環境楽しんで行きましょう!

それではまた。

 

コラム② 謝罪・自分語り

前回のブログにて

 

こんにちはTobyです。3月は小コラム的な感じで短めの記事をいくつかあげたいなと思っています。本日はその第一弾です!

コラム① 強みと弱みを把握する - Toby Game

 

と言ってから10日くらい経ちました。

 小コラムを上げるつもりでしたが、もっと面白そうなことを見つけたのでやめることにしました。すみません。

代わりにYoutubeで動画を投稿してます。

youtu.be

youtu.be

 

 今月、ブログをたくさん上げようとしたり動画投稿したりしてたのにはいくつか理由があるんですが、一番の理由は完璧主義で継続することが苦手な性格を変えたいなと思ったからです。

 動画やブログなど、今までも作ってみたいと思うことは何度もあったのですが、その度に自分が納得できるものを作るまであげてはいけないって思ってしまい、結局作るのが面倒になり挫折みたいなことを繰り返してました。

 そこで、完璧じゃなくてもいいからハードルを落として、上げたいなと思ったらその時に使える時間内でできるところまで仕上げてあげてみようと思いました。最近のブログや動画投稿はその考えであげてます。実際に数週間試してみて、これはやってみてよかったと感じました。

 人に見られるものなので納得のいくものをあげられていないとやっぱり悔しいって思います。そうすると、悔しい思いがモチベになってまた次もすぐあげよう。短い時間で今回よりも納得のいく出来のものが作れるように、より手順や方法、魅せ方をテンプレ化、最適化できないかと考えられてる気がします。

 継続して発信し続けることでどういう効果や変化が得られるのかワクワクします。なので、3月中は継続的に動画をあげてみたいです。

 僕は自分の考えを言語化するのは得意だけど、話すことはあまり得意ではありません。なので、コンスタントに動画投稿をひて自分の話し方や自分の癖その他よくないところは矯正して少しでもわかりやすく話せるようになるのが今の目標です。発信モチベが高いので、今のうちにできるだけブログや配信等も行いたいと思うのでその時はまたよろしくです!

ではまた

 

コラム① 強みと弱みを把握する

 こんにちはTobyです。3月は小コラム的な感じで短めの記事をいくつかあげたいなと思っています。本日はその第一弾です!

 プレーしていても上手くならない。でも、何をすれば上手くなるのかわからない。そんな経験を誰しも一度はされているのではないでしょうか。闇雲にプレーしても実力は停滞してしまいます。今、自分が何ができて何ができないのかそれを把握することが重要だと思います。というわけで今回のテーマは自己分析です。

 例として、私の自己分析を勇者杯夏決勝の頃の自分と今の自分を比較しつつ紹介します。各項目100点満点で評価します。

 

 

デッキ作成 

・メタ 80 → 90

・新コンセプト 60 → 60

・リストの最適化 70 → 80

 メタを意識したデッキ構築に関しては数少ない自分の強みです。そのため、1強環境などの時は自分にとって有利な環境といえます。新コンセプトを考えられるかどうかは、経験値よりもその人の素養が関わってくる分野で大きな変動はなし。リストの最適化については、カード1枚1枚の分析の質が経験を通して上がっていると感じているため少し評価を上げました。

 

試合

・盤面を取り合う力 65 → 80

・フェイスorトレード 40 → 70

・コントロールデッキの大局観 30 → 50

・フェイスデッキのリーサルまでの大局観 10 → 60

・ハンドリーディング 10 → 60

 この期間で特に大きかった変化はフローラトルネコでランクマで2位と8位を取ったことです。それまで避けてきたリーサルまで後何点必要なのか、というカードゲームをやる上で大事な考え方が身についたと思います。また、プレーに余裕が出てきた分の時間を相手のハンド読みに充てるようになりました。

 

メンタル

・オンライン環境で長期的に7割の力を発揮する力(ランクマ力)   30 → 55

・オフライン大会シーンで中期的に8割の力を発揮する力(大会力)  40 → 55

・ミスや不調をした時のメンタルコントロール 10 → 50

・大舞台で集中力を上げていけるかどうか 50 → 70

 大舞台慣れができたことや、自分のメンタルを分析して、この時にはランクマに潜ってもポイントを溶かす可能性が高いなどの判断ができるようになりました。

 

 

 自己分析で自分の強みと弱みが見えてきました。苦手だったフェイスデッキの考え方については理解が進みましたが、中長期戦におけるプランニングは未だに浅いようです。そのため、今後コントロール寄りで数ターン先を見越したプラニングが必要なデッキは積極的に触ろうと思います。

 また、メンタル管理も夏の頃よりは進歩していますが依然として改善点は多いので、経験を積む+不調のときのメンタルケアについてより考えようと思います。

 

まとめ

 今日のテーマは自己分析でした! 自己分析をすれば、何ができて何ができないのかがはっきりします。また、苦手なことは無意識のうちに避けがちなため、上手くなるためには苦手なことに意識的に取り組むことが必要だと思います。

 もし、得意なことがないと感じている方は、一旦苦手な分野にはすべて目を瞑って好きな分野をとことん極めるのも手だと思います。一分野を極めた経験があれば、ほかの分野のレベル上げの時にその経験を活かせるためです。

 こんな感じで3月はコラムを週1くらいで上げれるといいなーと思ってます。近いうちに第二弾も書くと思うのでそのときもよければお付き合い下さい。

それでは。

ノーゲーム・ノーライフ 「勇者杯振り返り」

 勇者杯決勝お疲れさまでした。私は準決勝で大きなメダルさんに負けてしまいベスト4でした。主に調整に付き合っていただいた、ファリアさん、おふろくん、スノーマンさん、白石大先生本当にありがとうございました。

 

 

 デッキの持ち込み意図や当日の試合の解説などはこちらで詳細に行っているので気になる方はご覧ください。


勇者になれなかった男の勇者杯振り返り配信。【ドラゴンクエストライバルズ】

 

オフライン予選の記事はこちら 

toby4108.hatenablog.jp

 

 この記事では、当日までの精神状況とかを主に書いてきます。

 

大会前日まで

 ナーフ後(1/24) ~ 当日(2/11)までルームマッチを平日は3~4時間。休日は一日中やってました。毎日ルムマに付き合ってくれたファリアさんとおふろくんの二人がいたおかげで本番では今の自分の力を出し切れたと思います。

 調整方法はルムマ以外の時間に脳内ライバルズをして強そうなカードや構築を脳内で試してそれを調整メンバーの二人に投げて、自分の仮説を夜のルムマで検証するという形を取っていました。

 初めてファイナリストとして出場した2019夏の勇者杯の時は、調整不足によるプレミと引きの悪さによって1回戦ストレート負けに終わっていたため今回は並々ならぬ思いで臨んでいました。

 実際今回に関しては、事前練習は質、量ともに最大限に取り組めたため調整に関しては後悔はないです。ファイナリストのそれぞれのデッキを見た時点でも今回は事前考察、事前練習ともに自分が一番行えていると自信を持てていました。そこまで言い切れたのは一切ランクマを回さずに質の高い相手とのルムマだけを無限に行えたおかげです。その結果としてルムマを行う時間以外でもライバルズを開かなくても頭の中で相手の最適解の動きをイメージできるようになり、脳内ライバルズを鮮明に行えるようになりました。このことは、カードを試す時間の短縮に繋がり従来以上により多くのカードのイメージを短い時間で掴むことができました。

 それでも全然不安はぬぐえなくて、当日まで1回戦で負ける夢を何度も見ました。これだけやりこんだのにまた一回戦負けしたらどうしよう... もう立ち直れないんじゃないか? 不安な気持ちが永遠とぐるぐるしてて、それを掻き消すためにひたすら練習を積みました。

 不安だったイレカミュミラーと対アグロゼシカの立ち回りはそれぞれのデッキのスペシャリストのスノーマンさんと白石大先生にお願いをして当日までに無事に仕上げることができました。

 

デッキ選択について

 大会から時間が経ち新弾前なので、ここに関しては簡単に済ませます。より詳しい意図が知りたい方は先ほどの動画を見るかDMで質問願います。

 デッキ発表後にイレカミュのあくまのつぼ→エマ、デボゼシの団子スライム→黄金兵にするべきだったと後悔しました。コンシード偶数ミネアのリストに関しては今見ても完璧だと思います。

 イレカミュは1試合で30枚全てを使用するデッキタイプではなく、リストの最後の1,2枚が大きく勝敗に関わらないデッキでした。そのため、デッキ提出前の期間はイレカミュの練習時間を少なめにしており提出後に練度を上げようと考えていました。結果、このデッキのエマの強さに気づけませんでした。

 デボゼシに関しては、たくさんドローできたらたのしい、本番盛り上がりそう、団子スライムピンクでかわいいといった理由で団子を2枚入れましたが、流石にやりすぎだったと後悔しました。団子スライムはかわいいですが1枚で十分です。

 ちなみに、自分はデボラゼシカは特定の強いカードに依存するデッキタイプ(ゴールデンタイタス、キャプテン・クロウ)だと考えていたので、ベホイミスライムを削ってドローソースのボックススライムと団子スライムを引きやすい形のデッキ構築にしました。デボラゼシカの仮想敵もミラー、ミネア、WHククに絞っており、それらのマッチでは2/2/1のテンポロスよりもゴールデンタイタスを引けるかどうかが重要だと判断しました。魔導召喚2、アークマージ1の構築の意図は自分の構築ならば終盤にはデッキを掘り切れるためアークマージは最後の詰め用の1枚で十分と判断していたためです。一番の仮想敵としていたゾディアック不採用の前寄せの占いミネアが予想以上に少なく、代わりにサードデッキにWHククールとゾディアックミネアが採用されていたため魔導2とアークマージ1のバランスは結果的には逆にするのが正解でした。前寄せ占いミネアには魔導 > アークマージ、WH ククールにはアークマージ > 魔導という評価をしていたためです。

 

大会前日

 新幹線でお昼ごろに東京入りして会場近くでおふろくんと主要マッチアップの最終確認を行いました。前日の手応えとしてはかなり良く今回は練度不足による簡単な負けはせずに済みそうだと自信をつけることができました。その後リハーサルに参加して実況解説の方から恒例のインタビューを受けました。その時に、前回と同じ質問で優勝できる自信は何パーセントですか?と聞かれ前回の僕は100パーセントと答えました。しかし今回の僕は30パーセントと回答しました。カードゲームは実力+その日の引きの運が絡みます。前回と違い、十分な練習を積んだこともあり冷静に奢ることなく、しかし自信をもって30パーセントと答えました。また、一度目の勇者杯の大きな敗因が緊張し絶対に勝つと意気込みすぎたことにありました。なので、今回の勇者杯は楽しむことを念頭に置きました。カードゲームは運も絡むし最善のプレーをしても勝てない日もある。それならば、せっかく出ることができた大舞台観てもらえる人たちに楽しんでもらえるような試合を1試合でもできるように、またプレイヤーの自分がこの大きな舞台を1番楽しめるようにプレーしようと思いました。この心境には、一度気負いすぎて負けたから今回たどり着けたと思います。この心境で臨んだのが功を奏したのかなかなか良い精神状態で当日は臨めました。

覚悟と緊張の1回目 → 楽しんで挑戦した2回目

 前日は遠征疲れであまり体調がよくなかったのと十分な睡眠時間を確保したかったため今回は恒例のファイナリスト飲みの参加を諦めて、ホテルで十分に休息を取ることにしました。自分の体調を鑑みて正しい判断を取ることができたのも2回目の決勝というのが大きかったと思います。また、多くの時間を調整に費やしてくれた調整メンバーや応援してくれる方たちのためにも体調不良で当日力を発揮できないということ結末だけは避けたかったという気持ちが大きかったです。大会前日は翌日の準備を万全に済ませて夜23時頃に就寝しました。しかし、気持ちが高ぶっていたためか2時頃に目が覚めてしまいます。その後3時ごろには再び眠りに就くことができて合計で6時間近くは睡眠に当てられました。大会前としてはまずまずの睡眠時間を確保できたかなと思います。

 

前日 → 当日

体調 △ → 〇

プレーのコンディション 〇 → ◎

大会へのモチベーション ◎ → ◎

 

大会当日

 大会へのモチベーション、事前調整、体調すべてが今までの大会で一番良い状態で臨めていたと思います。

 それでもやはり舞台に立つと緊張するかなと思ったのですが、わざわざ応援用の団扇を作って来てくれたLiliさんとおふろくんが最前列で応援してくれていてかなりリラックスできました。また、応援してくれる人のためにも何よりも自分が楽しめる試合を行いたいと思いました。また集中して試合に臨めるように、当日は試合の直前に前回のオフライン予選でMVPだったバナナをたくさん食べてました。

 

1試合目ハイライト

マヤでメラゾーマを盗んでガッツポーズする僕

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 相手がコインを使い切ったのを見て、ここでメラゾーマを引いたら盛り上がるだろうなと思ったら自然とマヤに手が伸びていました。普段の僕ならもう少し時間を使ってギリギリまで悩む択だったかもしれませんが、この日は楽しみたいと思っていたからか変に慎重に行かずに勝ちが見える場面でしっかりと勝ちを見に行くプレーができていたと思います。

 

タバサからタロットフリングを引いて勝ちを確信して喜ぶ僕

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その後、半年越しの決勝大会での悲願の初勝利に安堵して泣きそうになる僕

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 1回戦で負けたら立ち直れないかもしれない、恐怖と戦いながらの1回戦でしたが壁を超えることができました。ここしばらく涙を流した記憶はなかったのですがさすがにこの時にはこみ上げるものがありました。

 

そして準決勝は大きなメダルさん。

勝ったほうが決勝進出。絶対に負けられない相手に1-1で迎えた最終戦。あの試合です。

最終盤、時間内に正解を見つけることができずに思わず膝に拳をぶつけて怒る僕

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 終わった直後はただただ自分への怒りしかなかったです。なぜ時間内にあの手が見えなかったのか、直前のターンで別の択を取れていれば。自分の弱さにひたすらに怒りを覚えました。しかし、振り返れば振り返るほどにこの負けはいくつもの要因が重なっており結局自分のメンタルとこのマッチアップの経験値不足その両方が招いた結果だと思いました。なので、事前にやれるだけの準備はしてきたという自信があったので、今回の結果に関しては悔しさはあれど、後悔は何もできずに十分な準備も行えずに臨んだ夏の敗戦のときに比べると少なかったように思います。なぜその択に気づけなかったのか、その原因を検討して絶対にもう同じ類のミスはしてやるものかと前を向いて次に備えることが重要だと思います。

 何より嬉しかったのが、この試合を通して感動した、ライバルズのモチベが上がったという声を多く頂けたことです。誰かの気持ちを動かせる人は本当にすごいと思っていて、自分が真剣に取り組んでいたゲームが少しでも人の心を動かせたのならそれはとても素晴らしいことだなって思いました。

 この一日で喜怒哀楽全てを味わいました。この体験をできてゲームをやっていてよかったと思ったし、ゲームを続けていたらもっとわくわくするシーンにも出くわせるかもしれない。プレイヤーとしてもっと強くなりたいし、魅せるプレーのできる選手になって会場を巻き込んでいきたい。また春にこの舞台に必ず帰ってきたい。そう思える勇者杯でした。3度目の正直、次こそは誰よりも楽しんで誰よりも派手に優勝したい。次も応援よろしくお願いします。

 ライバルズの新弾後は20日の夜と21日に配信予定なのでよかったらそちらも見に来て下さい!

www.youtube.com

それではまた

勝ちは偶然、負けは必然

 

  2回目のファイナリストになることができました。

 

前日に泊めてくれたはみでるくん。今回主にルームマッチを手伝ってくれた、sev君、ルネさん、ファリアさんには特に感謝しています。

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大会前日

 東京に午前入りして、午後からはみでるくんの家でsevくんと無限にルムマしてました。13時過ぎから23時くらいまでsev君と無限にルムマしてました。今回は事前のルームマッチの時間が十分でなかったのと、ランクマッチが大会環境とは大幅にかけ離れていて調整に使えなかったため、この前日のやりこみ練習がなければファイナリストにはなれていなかったでしょう。特にイレブンカミュミラーはやっておいてよかったと本当に思いました。7並べと揶揄されやすいイレブンカミュですが、実はミラーは中々に奥が深いです。このマッチはフェイスorトレードと過ぎ去りし時を求めてを打つタイミングにはかなり気を使います。自分はもともとトルネコなどの盤面主体のフェイスを詰めるタイプのミッドレンジ系デッキを得意としていたためそのあたりの判断は前日練習の甲斐もあり本番は自信をもって行うことができました。

 

・事前考察

 デッキの使用回数は、フロトル500戦、イレカミュ100戦、WHククール70戦くらいだったと思います。フロトルは先月8位を獲ったデッキで、先月時点でほとんどのプレーの理論づけが終わっていたため今月は残りの2デッキの練習に充てることができました。

 イレカミュを持っていくことは大会の5日前くらいに決定。理由はデボカミュが使いこなせなかったからです。あのデッキのポテンシャルを大会で満足に引き出すには、先月1位のレックさん、先月2位のムニニンさん並みの練度が必要と判断。そのレベルになるには自分の場合は、最低でも300戦は必要、下手をするとフロトルと同じ500戦は必要になるだろうという理由で時間的な問題で泣く泣く持ち込みを諦めました。また、あの二人の練度に迫れないのであれば、イレカミュのほうが高いパワーを発揮できるということもTwitterから得られる情報や自分で両デッキを使った手応えから感じていたためイレカミュの持ち込みはそこそこ早く決まりました。

 サードデッキに関しては、本当にギリギリまで悩みました。持ち込みを検討したデッキタイプを羅列します。

 ・フローラ魔王テリー

・武器ロトテリー

・デボラククール

・絶好調アリーナ

・WHコントロールドラゴンミネア

・タバサドラゴンミネア

・WH占いミネア

・フローラシンクロククール

 

 予選直前の環境はWHククールが徐々に使用率を伸ばし、そのメタとしてネクロマンサーやマタンゴが流行りつつある環境でした。パワーのあるデッキとしてはフロトル、イレカミュを持っていくことに決めていたため、サードデッキにも、丸くてパワーのあるWHククールを持っていく必要があるのか懐疑的でした。しかし、結果的には持ち込みは正解だったと思います。理由は、やはりフロトルの苦手デッキの存在です。

 自分が一番自信のあったフロトルは採用率大手のイレカミュに不利です。また、少なからずいるであろう魔王デッキやその他除去コントロールと呼ばれるようなデッキタイプにもあまり有利とはいえません。そうなると、7回戦の中でフロトルが出せない対戦相手に一人は当たるでしょう。また、丸い3デッキを持っていくことで、対戦相手にこちらの選出を絞らせない。さらに、ネクロマンサーなどのメタを積んでいない相手には、WHククールは全対面5分以上といっても差し支えないパワーがありました。

 実際、この3デッキの持ち込みによって、当日のBO3の7回戦では構築負けは1度もなかったのでもう一度同じ大会があったとしても同じ3デッキで出ると思います。

大会で勝ちたいならTier1から逃げるな”有名な格言ですが、いろいろとサードデッキで迷走していた時に最後にこの言葉が過ぎり正しいデッキ選択へと僕を導いてくれました。僕が前回ファイナリストになったときもTier1を3つ持ち込んでいたときだったのもこの選択を後押ししてくれました。

 

・構築紹介 

 フローラトルネコ 4-0f:id:toby4108:20200121032427p:image

 このデッキに関しては世界で自分が一番うまいと思っているので最初に持ち込みを決めました。流行りつつあったマドルーパ型なども何度か試しましたが、マドルーパはスタッツが足を引っ張りミラーで弱いです。またマドルーパは盤面を取っていることが前提のカードで、僕は現環境では不利対面(除去が強いデッキ)に対してたまたまボードを抑えられているときに活躍できる上振れカードという認識でした。WHククールに対しても強いカードですが、そもそもWHククールには微有利以上という認識がありました。

 そこで不利対面以外に対して最も強くなる先月ランクマッチで最も勝てた型をそのまま採用しました。実際、このデッキは期待通りの活躍を見せてくれました。今期の自分の相棒です。

 

 

イレブンカミュ 4-2

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  このデッキはいろんなマッチとの相性を考えたところ、ほぼ確定選出になると思っていたので全対面と戦えるリスト且つ、大会で多いであろうデッキに強く出られる構築を目指しました。かなりいい仕上がりとなったので自慢のリストです。

 ネクロマンサー2積みは言わずもがなWHククール用です。このカードを2積みすると、このマッチの相性が大幅不利から微不利~五分くらいになるという印象でした。

 しかし、このカードの素晴らしいところはそれだけではありません。実際にはそれ以上に相手のWHククールの選出を縛っていたと思います。人は生き物である以上、感情を捨てきれません。実際はこのカードが積まれていてもWHククール側は「上手いタイミングでネクロマンサーを着地されない」限りは勝つことができます。そのため、理の選択をできるならば、選出できるのです。しかし、実際は難しいです。1発勝負の大会でメタカードが一枚飛んでくるだけで負けるマッチアップ。しかも2枚入っている。そんなマッチアップやりたい人、または本番で出せる人はほんの一握りでしょう。実際、本番で僕の3デッキに対してWHククールを選出できたのは、WHククールの練度に絶対の自信があったであろうそれはさんただひとりでした。

 イレブンカミュは盤面を取ってフェイスを詰める王道ミッドレンジデッキで、分類としては今までのミッドレンジトルネコなどに近いデッキです。そのため、今回のネクロマンサーのような標準スタッツを持ったメタカードならばパワーをそこまで落とさずに十分に採用できます。

 残りの採用カードについても軽く触れます。

・とげぼうず > あくまのつぼ

 イレカミュミラーと対トルネコ意識です。ケダモン、ベビル、シーブスナイフで取られる壺は仁王立ち裏に置いたときにしか役に立たない印象でした。このカードの特徴のリソース回収もこのデッキにはイレブンレベル3という最強のリソース回復手段があるため不要です。また、イレブンカミュは顔を詰めたいデッキのため壺を割る余裕がない試合も結構あります。また仮想敵のトルネコ、イレカミュはHP4以上のユニットが多いため、壺がなくてもラプソーンのバリューを十分に活かせると判断しました。

 

ラプソーン

 盤面の取り合い且つHP4以上のユニットが多いイレカミュミラーと対トルネコで強いです。

不採用カード

・エマ

 仮想敵のイレカミュミラーとトルネコに対して、とげぼうず、ラプソーンと比べると弱いです。また、デボカミュに盗まれると悲しい気持ちになります。

 

WHククール 2-2

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 イレブンカミュトルネコ意識のリストです。ミラソ、闇縛りは早めから盤面を取ることができるし、対トルネコ、ネクマン2積みイレカミュに対して後手デボラ返しイレブン盤面プランを取るために採用したカードです。

 今回WHククールでミラーと対デボラカミュはほとんど想定していなかったためこのリストが適当だろうという結論になりました。

  

 今回の3デッキの中で、トルネコカミュはミラーはプレーがかなり出るマッチ。一方WHククールだけは、ミラーが引きに大きく左右されるマッチだったので、大会で勝ち上がるためにはWHククールミラーだけは避けなければならないと考えていました。そのため、ネクロマンサー2積みや”相棒”のフロトルの選出を強く意識させることで、相手のWHククールを牽制して、WHククールミラーを避けることにしました。

 

 

大会当日

大会当日の使用構築は

ウィダーエナジードリンク ×2

ウィダー鉄分 ×1

・胃痛薬 ×2

睡眠薬 ×1

コカ・コーラエナジードリンク ×1

・バナナ 一房

・1本満足シリアルチョコバー ×2

・会場の鳥五目御飯 ×1

・目薬 ×1

・蒸気でホットアイマスク ×1

ポカリスエット 2L

 

 6時半に起床。前日ははみハウスで十分に休み6時間眠ることができたので体調は今までのオフ予選の中でも一番良かったと思います。自分は大会前日などは気が高ぶって眠れないのですが、今回は睡眠薬を持ってきていたのでぐっすりと眠ることができました。早めに起きられて余裕があったので、朝食をロッテリア絶品チーズバーガーとハッシュポテトで済ませて会場へ。初めてのロッテリアだったのですが、とてもおいしかったです。

 受付15分前の8時45分頃に会場に到着。会場はおなじみのスクエアエニックス本社。いつも通り、スクエニ前のローソンで戦いに必要な道具を集めます。僕の結論構築は上記の通りです。今回から、新戦力のバナナを加えたのですが彼が期待以上の働きを見せてくれました。今大会のMVPは彼だったといえるでしょう。

 

 プロローグ

 ピリピリとした緊張感でいつも通りヘッドジャッジの方が大会の説明される中、最後におなじみの二木Pの和ませる挨拶が。二木Pは場を和ませる才能がありほんとにすごいです。

 

 1回戦 シソキンさん

〇 イレカミュ イレカミュ

〇 WHクク デボトル 

2-0

 1回戦は絶対に落とせない...何度出てもこの瞬間は緊張します。試合前に軽く挨拶をし試合開始。1回戦のイレカミュミラーは前日の練習がなければ勝てませんでした。

 ライフは五分、盤面は微不利で迎えた中盤戦。相手のネクロマンサーをシーブスナイフで取り顔で5点を受けるのかどうかの判断に迫られます。ハンドに、ワイバーンドッグ、2刀の心得、カイロスハントまでが見えており、盤面不利な状況では絶対に勝てないため、8Tに二刀【壱】、カイロスで盤面を返すプランを考える。実は前日練習で顔で受けることに怯えて、同じような展開でカイロスハントを使用してしまい結局盤面微不利を返せないまま負けていました。

 その後、プラン通りワイバーンドッグで盤面を逆転しましたが僕のHP残りわずか。もうだめだと思ったとき、最終的にHPは1だけ残っていました。この時今日は僕の日だなと思いました。

 

2回戦 sevさん

〇 フロトル フロトル

〇 イレカミュ デボカミュ

 前日一緒に調整していたsevさんとまさかの2回戦で衝突。フロトルミラーだけは負けるわけにはいかない。絶対の自信とプライドを背負って過去最高の集中力で臨みました。試合後一緒にファイナリストになろうと。残りの試合お互い全部勝とうと固く誓って残りの試合に挑みます。

 

3回戦 それはさん

〇 フロトル WHクク

〇 WHクク 絶好調アリーナ

 大会前に、そういえば大会で当たったことないですね~とそれはさんと話していたので当たった時は驚きました。

 2戦目のWHククで本日初のやらかし。手なりでフェイスボールを前列置きして前列除去の回し蹴りが直撃しました... 普段はやらかさないようなミスをしてしまい一瞬パニックに。大会独特の緊張感があったのでしょうか。大きなミスはありましたが、その後は引きが上振れてなんとか勝つことができました。

 

4回戦 ムニニンさん

〇 フロトル フロトル

〇 イレカミュ デボカミュ

 先月2位のムニニンさんと激突。正直当たりたくない相手でした。今大会で一番強いデッキはデボラカミュだと考えていたので、それを使いこなせる人と当たった場合はデボラカミュには1敗することを覚悟したうえで戦わなければならないと思っていたためです。ですが、何とかデボカミュを倒して4-0。この時点で今日はいけると思っていました。普段ならばこのあたりでTwitterで途中経過を報告するところでしたが、その日は試合が終わるかファイナリストが確定するまではツィートはしない。ツィッターはできるだけ見ないと決めていたので我慢しました。Twitterを見て万が一余計な情報が入ると試合に集中できなくなる危険があったためです。今は試合のみに集中しなければなりません。

 また、待機する場所にも注意する必要があります。選手控室は人の量が多くまた賑やか。さらにいろんな人の結果が聞きたくなても自然と入ってきます。私は集中力を切らせたくなかったため、いつも通り試合会場近くのソファで一人で体力の回復に努めました。

 

5回戦 ぼーらいさん

〇 イレカミュ デボトル

〇 フロトル デボトル

 ここを勝てばオポーネント的にもほとんどファイナリストが決まる一番。曲者のぼーらいさんとの一戦でした。彼は心理戦に非常に長けていて私も試合前には苦しめられました。私の初手をフロトルと読み巧みな話術で誘導してきて厄介でした。しかし、前の2試合で自分に対して初手にトルネコを投げてくる人が多いことに気づきました。おそらく、自分のトルネコが抜けてしまうとその後のイレカミュが3デッキでは止まらないため、トルネコに対してミラーをぶつけたいという意図があるのだなと思いこの試合はイレカミュから出すことに決めました。

 お互いの選出が見えて、うまくトルネコにイレカミュを合わせられたときは思わず心の中でガッツポーズをしました。

 

6回戦 大きなメダルさん

× WHククール イレブンカミュ

× WHククール デボトル

 勝てばファイナリスト確定の大一番。待っていたのは同じギルドの最強のライバル大きなメダルさんでした。この試合前緊張からか胃が痛くなる兆候があったので、胃痛薬を服用。1戦目は非常に長引いた試合でお互いに過ぎ去りし時を求めてを打ち合う試合展開でした。ここで、疲れが出たのか緊張からの焦りなのか私は最適なプランを取ることができず勝つ道があった試合を落としてしまいます。そのプレーにカードの神様が怒ったのか2試合目はデボトルにあっさりと抜かれてしまい今日初めての敗北。

 

7回戦 ばらさん

× イレブンカミュ デボラカミュ

× イレブンカミュ デボラトルネコ

 勇者杯夏の盟友ばらさんとの最終戦。1試合目はデボカミュの動きが強すぎて敗北。問題は2試合目でした。イレカミュ対デボトルの有利マッチは終始私が盤面を取った状態で試合が進み、私も半ば勝ちを確信していました。過ぎ去りし時を求めてでマネマネを2枚回収してリーサルだなと思っていたら、シーゴーレムを2枚展開されます。それでも、マネマネから力の種、幸せの種を回収できればリーサルなことに気づきますが、まだギリギリ私が盤面有利だったため本当にその択に行ってリスクを取る必要があるのか私は長考しました。結果、リーサルを狙いに行きますがここで練度不足と疲れによる思考速度の低下が響きました。鏡像のマネマネのテンションスキル変化のれんけいを2回発動してしまいそれの演出の時間が長すぎて時間が間に合わずリーサルを取ることができませんでした。

 その後このプレミが響き優勢だった盤面は逆転され2敗目を喫することに。

この試合の後から胃が荒れすぎてやばかったです。前の試合も含めて、勝ち筋を消したのは自分の実力不足。なぜ、あそこで迷ってしまったのか? なぜメダルさんとの試合の時に焦って弱気な択を取ってしまったのか?後悔だけが次々と出てきます。

 そして結果発表。オポーネントはかなり高いはずでしたがそれでも結果発表まで気が気ではなく、合格発表並みに緊張しました。6位で自分の名前が呼ばれた瞬間5位で名前が呼ばれていたsev君と思わず抱き合ってしまいました。一緒に調整した彼が6-1の戦績で先にファイナリストを決めていたので、通れなかったらどうしようととても不安だったのでしょう。

 今日のような悔しい思いは2度としたくない。自分はメンタルは強いほうではないし、特別に体力があるわけではない。前回の勇者杯決勝でも、自分が考えていた最適のプレーは取ることはできなかった。でも、自分はだれよりも反省して、この悔しさを噛みしめることができる。だから、僕はもっと強くなれる。きっとこれからさきも、何度もプレッシャーの前に押しつぶされそうになったり焦ってミスをしたりするのだろう。

 その時は、この言葉を思い出そう。

「勝ちは偶然、負けは必然。」

この言葉は僕がぷよぷよをやっていた時代に今ではぷよぷよのプロ選手となったぴぽにあ選手がよく口にしていた言葉で今でも印象に残っています。彼もまた、昔この言葉をほかの誰かから教わったのだとか。負けるのには必ず理由がある。だから、なぜ負けたのか?次は絶対に勝つために一生勉強なんだ。常に今日の自分が過去最高の自分だ!って胸を張って言いたい。悔しい思いなんてごめんだ。ゲーマーが笑うのは、優勝したときだ。

 

・今回の振り返り 

体調管理 ◎ 過去最高。

構築 ◎ tier1から逃げなかった。メタの貼り方と役割分担も完璧だった。

事前準備 〇 新戦力バナナがよかった。大会で弱った胃にもよく糖分とエネルギーを効率よく摂取できた。

体力 △ 体調管理、事前準備が万全だったにも関わらず6回戦で体力切れを起こしてしまった。根本的な体力不足を痛感。筋トレやランニング、連戦を通して体力を増強。

プレー △ イレブンカミュとWHククールのやりこみ不足。あと50戦ずつルムマで行えていれば、終盤の多少の体力切れは補えたはず。サードデッキの研究に時間を使いすぎた。

 

 今回の悔しさをバネに、決勝では今以上の自分をお見せします。

勇者杯決勝絶対優勝するので応援よろしくお願いします。